活躍できる場所が多い看護師という職業

医療を担う大事な職業に看護師があります。その全体の約70パーセントの人は病院やクリニックなどの医療現場で医師の業務をサポートする仕事に従事していますが、看護師が活躍できる場所はそれ以外にもたくさんあります。実際に、自分のライフスタイルやプライベートを優先させるなどの理由で、病院やクリニック以外を働く場所として選ぶ看護師も増えています。高齢化社会が進んだ現代では介護施設や訪問介護という現場はもちろんですが、他にも意外な活躍場所があります。

看護師が必要とされる施設の1つに保育園があり、その配置が義務付けられ、人件費の半分を国が負担することになっている私立の保育園では常駐しています。必ずしも配置が必要ではない公立の保育園でも、配置に対して努力することになっています。子ども好きの人や、自分自身に小さな子どもがいて土日祝日や夜間に働くのが難しい人にとっては嬉しい職場といえるでしょう。ただ、保育園の看護師は基本的に医療行為を行わないため、医療に従事したいと考える人にとっては不向きな職場ともいえます。

また、看護師が働く意外な場所ともいえるのがテーマパークです。乗り物などのアトラクションが多いテーマパークでは、気分が悪くなったり、転んでケガをする子どもがいるために必要になるのです。テーマパークの看護師は、そうした人たちが救護室を訪れたときに一時的に看護をしたり、状況によっては救急車を要請することもあります。華やかで楽しい雰囲気を間近で感じたい人には向いている職場といえるでしょう。ほかにも看護師が活躍できる場所はたくさんありますが、そこで活躍するためには自分自身を分析した上で自分に向いている職場を選ぶ必要があるといえます。